関東地区の花名所

御殿場線 山北-谷峨

山北駅西側にある御殿場線の桜並木は大変著名な桜の名所で桜の開花時期になると、 多くの観光客・カメラマンで賑わいます。
この付近の御殿場線は切り通しになっているため線路を跨ぐ複数の橋が架かっています。 山北駅の沼津側に駅から近い順に、「三良橋」「中橋」「人道橋」「山北橋」と架かっており、 駅から4つ目の橋となる「山北橋」まで桜並木は続いています。
その「山北橋」は車道と歩道が分離されているため、比較的ゆっくり撮影できます。但し列車と桜をバランスよく構図できる「スイートスポット」は、 やや狭目です。JTB時刻表2013年4月号表紙の撮影地でもあります。

作例は晴天時、現地12時過ぎ通過の「あさぎり3号」。 レンズは70-200mmズームの90mm。

桜の開花時期は東京都心部より2~3日程度遅めの印象です。 尚、山北町では町のHPで桜の開花状況を案内しているので便利です。

こちらの作例は上記「スイートスポット」の左端。
日射しは気持ち薄曇り、列車は上記と同じく「あさぎり3号」、レンズは70-200mmズームの85mm。


2023年現在は左手前側の桜の木の樹勢の衰えから花のボリュームがなくなっため、撮影者が極端に少なくなっております、縦構図で撮影するとこのような感じになります。列車は2018年に名称が変わった「ふじさん3号」、レンズは70-200mmズームの142mm。

人道橋
山北鉄道公園から谷峨方面に数えて3つ目の「人道橋」より。昔から桜のシーズンは多くの撮影者で賑わう橋で、近年は一般の方の撮影も多く撮影位置の確保に苦労する橋です。
作例は70-200mmズームの70mm。

中橋
山北鉄道公園から谷峨方面に数えて2つ目の御殿場線を跨ぐ橋、「中橋」南のたもと付近から。
シャッタースピードは1/15秒。

石田為吉商店近く
鉄道公園のSLから線路沿いを谷峨側に200mほど歩いたところ、「石田為吉商店」前付近から撮影。

山北駅にクルマで来られる場合、山北駅の東南に位置する山北町役場の駐車場(桜まつりの臨時駐車場になります)か、 鉄道公園近くの山北町健康福祉センター「さくらの湯」の駐車場に停める形になりますが、いずれも桜のシーズンは混雑します。

《地元の名産》湘南ゴールド
「湘南ゴールドは」根府川に位置する神奈川県農業技術センターで1988年から2000年までの12年の歳月をかけて品種改良され、現在神奈川県がブランド化を進めている柑橘類です。小田原市・山北町等、西湘地区で栽培されております。 果実の見た目はみかん(温州ミカン)より一回り小さめ、形状はゆず、色は外皮・果肉ともレモンに似ており、酸味が強そうに感じますが、食べてみると酸味と甘みのバランスがよく、柑橘類がお好きな方にはぜひおすすめしたいみかんです。また外皮も品の良い香りを放ちます。旬は3月~5月初旬くらいとなります。なお湘南ゴールドの品種改良上の「親」となる黄金柑(神奈川県下では「ゴールデンオレンジ」の呼称で販売されています)は5月中旬まで出回ります。黄金柑は湘南ゴールドより気持ち小さめのサイズとなりますが味はほぼ同じです。
湘南ゴールドは生産量がそれほど多くなく西湘地区以外ではあまり流通していないため、小田原市をはじめとする西湘地区訪問の際、JAの直売所・小田原厚木道路のPA売店・地元スーパー(小田原百貨店等)で見かけたら購入することを是非お勧めします。山北町内でも軒先で湘南ゴールドを含めたミカンを販売されている農家様がいらっしゃいます。写真は小田原厚木道路の小田原PAでの販売の様子です。

鹿島線 潮来-延方

茨城県潮来市の水郷潮来あやめ園(旧前川あやめ園)は5月下旬~6月にかけて花菖蒲が咲き誇り,この時期に行われるあやめまつりにはたいへん多くの方が訪れますが、 園内中央のにある太鼓橋(水雲橋)とその奥の菖蒲田近辺から花菖蒲と鹿島線を行く列車を組み合わせた写真を撮影することができます。 線路は南北に伸びているので午後順光ですがあやめまつり中は多くの方が写真を撮ったり園内を歩いています。午前早い時間の方が人の入らない写真を撮影できる可能性がありお勧めです。 上の作例は太鼓橋から菖蒲田を臨む定番作例。列車は7時50分ごろの鹿島神宮行き5525M。


今年(2014年)からあやめ園の名称が「水郷潮来あやめ園」に変わった模様です。2013年のあやめ祭りの期間中にはこの看板に「前川あやめ園」と書かれていました。


右の作例は菖蒲田脇から撮影。列車は8時30分前通過の5524M(佐原から特急「あやめ4号」)。この時間帯は列車は逆光となりますが観光客が少ないことと、晴れの場合花菖蒲に射す日の角度から好ましい時間帯です。


列車は15時40分ごろの「あやめ92号」。午後は人が入らない写真を撮る難易度は高いです。 また菖蒲田は区画によっては植え替え直後で花があまり咲かない年があります。2014年は大雨にうたれ、形の崩れた花もありましたが凡そ満足のいく咲き方でした。花菖蒲の見頃は毎年6月初旬から中旬ごろです。
クルマで来る場合、駐車はあやめ園周辺の個人運営の有料駐車場か、潮来駅東にあるショッピングセンター「アイモア」の駐車場(無料)、その東のミニストップの奥にある市営の臨時駐車場(無料)を利用します。 駅のロータリーはあやめ祭り期間中は駐車禁止になります。近辺にコインパーキングは2014年6月現在ありません。 交通は高速の場合、東関東自動車道潮来ICから市営の無料駐車場まで5分~10分ほど。一般道は千葉市内から国道51号線経由で凡そ1時間40分~50分。 但し国道51号線は四街道市内(吉岡)・佐倉市内(神門)・成田市内(寺台)と各々渋滞名所があるのでより時間がかかるケースがあります。


人を避けきれない場合、観光地的な写真を撮るのもよいと思います。前川には手漕ぎのろ船も運行しています。 右の写真はろ船乗り場前の様子と併せての写真です。


また、あやめまつり開催時には「嫁入り船」のイベントがあります。 右の作例は19時半に始まる「宵の嫁入り船」のイベントと19時40分過ぎ通過の545Mを組み合わせたもの。前川に浮かんでいるのは「いのり星」という水につけると発光するLED球で、イベントに合わせて放流しているものです。


《地元のお菓子》雷鳥
千葉県旭市の「山中食品」が製造するひねり揚げ。千葉県北部や茨城県南部で「雷鳥揚げ」として親しまれているお菓子です。 山中食品は飯岡(千葉県旭市)の海岸地区に位置し、2011年の3.11の大津波で工場が被災し地元の方から「復活は厳しいのでは?」と伺っていたところ、 何と不死鳥のように復活し、2014年になってほぼ被災前同様の入手ができるようになった模様です。
味は塩ガーリック味で、ばくばく食べれます。千葉・茨城の地元資本系のスーパーと、ベイシアで購入できます。また、本社に即売所があり、いろんなフレーバーが販売されているとのことです。


外房線 大網-土気

土気トンネル東側の高架橋のそばにはひまわり畑があり、高架橋を行く列車とひまわりを組み合わせた写真が撮れます。 有名撮影地です。

千葉東金道路山田ICから県道83号線を南(季美の森方面)に進みます。
山田ICから3キロほど進み、途中左手に見えるセブンイレブンを過ぎると道が緩い左カーブの下り坂になります。その後の右カーブを過ぎると右に分岐し下る山道があるので右折して進みます。この道は県道83号線の旧道です。

山坂道を下り、分岐から1キロ弱進むと、緩い左カーブの地点に外出時の注意を促す標語の看板と、「大網白里市農村ふれあいセンターやまべの郷」の看板が見えますので、看板に従い右折して進みます。
このあたり、進行方向左手奥に目的の高架橋がちらりと見えます。 「やまべの郷」から左(南)に細い道が分岐するのでここを左折し道なりに進むと外房線の高架が見えてきます。

高架北側にひまわり畑があり、7月下旬から8月上旬は観光客で賑わいます。クルマは路駐となりますが、やまべの郷にも停められます。 ひまわりは背が高いので脚立を持って行った方が色々アングルが調節できると思います。レンズはひまわりを大きく写したい場合、寄れる広角ズームが良いと思います。 作例は午前8時過ぎ、レンズは24mm。山田ICから撮影地までクルマで10分程度。


《お食事処》手打ちうどんZ
季美の森の県道沿いにあるうどん屋さん。麺はコシと柔らかさが絶妙でうまいです。大網方面をご訪問の際は是非お立ちよりを。 営業時間は11:00~14:00と昼のみの営業、定休日は月・火(2014年8月現在)、写真のとおり青い看板が目印です。


天ざるうどん(大盛り)。うどんの盛り付けもきれいです。おしんこはどのメニューにもついてきます。


小湊鐡道・いすみ鉄道のあじさい

小湊鐡道・いすみ鉄道沿線では毎年6月になると各地であじさいがみられ、多くの方が訪れます。 まずは西畑-上総中野間の堀切興津踏切のあじさい。


こちらは板谷峠近くの緑楽園芸付近のあじさい。


小湊鐡道月崎駅の使用されていないホームに咲くあじさいは大変有名で撮影に多くの方が訪れます。作例は下り列車を広角レンズでとらえたもの。


いすみ鉄道の小谷松駅は手入れの行き届いたあじさいが有名でこちらも多くの方が訪れます。因みにあじさいの時期の休日の撮影者層ですが、小湊鐡道は女性が多く、いすみ鉄道はキハ目当ての若い方が多い印象があります。 作例は双方とも大多喜側の墓地近くから。


上総中野側の踏切付近は多くの撮影者が集まるポイントです。 近隣にお住まいの方は大変撮影者にご理解のある方が多く、管理人も畑で採れた農作物を頂いたり感謝してもしきれないのですが、 踏切の撮影地付近は道幅が狭いので譲り合いに注意が肝要です。


千葉モノレール 千葉-千葉公園

千葉公園は千葉駅の北約600mほどの位置にある都市公園で、近所の家族連れ、学生、そして隣の千葉競輪の客も訪れる千葉中心街のオアシスですが、 公園のシンボルである「綿打池」に接するハス池は6月になると大賀ハスと呼ばれる古代ハスの花が咲き誇りたいへん賑わいます。 ハス池周辺からはハスの花とモノレールを組み合わせた写真が撮ることができます。

ハス池に接して「蓮華亭」という建物と木製のデッキ、それに続く遊歩道が整備されておりハス池の淵も含めお気に入りの場所で撮影できますが、 多くの見物客と撮影者がいるのでその処理が難しい所です。モノレールの車体には午後に陽があたります。
ハスは例年5月末~6月初旬に開花し、6月の3週目くらいに開花数のピークをを迎えます。作例はもうそろそろ終わりの時期に訪れたもの。スマホで撮影。


こちらもスマホでの撮影。


こちらはフルサイズデジカメでの撮影。人が多いので機動性と人の写りこみをどう処理するかの判断が大切な撮影場所ですが、管理人は大した写真を撮れていないところです。










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